お客さまに伝わらない言葉・伝わる言葉
- 2011年10月11日 09:49

こんにちは。販促アイデアサポーターの眞喜屋(まきや)です。
今日は、「言葉の使い方」について。
普段はあまり気にしていないことかもしれませんが、実は結構大事です。せっかく一生懸命に伝えようとしても、「お客さまに伝わらなければ」、その努力はムダになってしまうかもしれませんから。
「そういえば、最近すっごく美味しい料理を食べたんですよ。ものすごくこだわっていて、これまでに食べたことないくらいのうまさ。そして上品。なんとも表現できないんですけど、一言でいえって言われたら『絶品』かな」
...て、なんのことが分かりませんよね?
ただ、「うまい」「美味しい」を連発されたって、相手にはなんのことだか分かりません。「この人は美味しかったんだなぁ」とは思うかもしれませんが、それだけ。どんな料理なのかわからなければ、聞いた人は「食べたい」とも思えないでしょう。
では、この料理の感想を少し変えたてみたら、どうでしょう。
「そういえば、つい最近すっごく美味しい『唐揚げ』を食べたんですよ。『3日間もタレに漬けているらしくて、お肉の中心まで味が染み込ん』でる。それでいて、『口に入れるとほろっと崩れるくらいに柔らかい』んだ。そして、上にちょこんと乗っているガーリックのチップがパリパリしてて...」
こう説明されると、なんだかイメージが湧いてきませんか?
頭の中で、食べている姿がイメージしやすくなったのではないかと思います。
こうして、頭の中で出来たイメージが、『体験したい』ものであれば、食べたくなるでしょう。
好みもありますから、『食べたい』と思わない人もたくさんいると思います。ただ、『イメージをしてもらえるかどうか』はとても大事な要素です。そのイメージが具体的なほど『体験したい』『食べたい』という判断がしやすくなりますから。
「これって、お客さまの感想でしょ?」って言わないでくださいね。
お店から伝える情報にも同じことがいえますから。メニューブックでの言葉や、スタッフさんが説明するときの言葉ですね。これって、お客さまの感想にも影響します。
言葉には、『方向・あて先』があります。
●方向・あて先のある言葉。
●方向・あて先のない言葉。
それぞれ、どんなものでしょうか。
▼方向と言葉のグラフ。

もし、お客さまにあて先のない言葉を投げかけたら、お客さまには、何がなんだかわかりません。
あて先の無い言葉の代表は「うまい・美味しい」。です。冒頭に書いた、一つ目の感想です。このような言葉には、方向がありませんからお客さまには、想像のしようがないんです。
「うまい・美味しい」という言葉は、主観的な言葉です。自分が「うまい」と思っただけ。相手には、分かりせん。
誰か別の人に伝えたいと思ったら、「方向」のある言葉を使った方がいいです。
例えば、「辛い・熱い」など。
●「今度のメニューは、ものすごく辛いんですよ」
●「アッツアツですから気を付けてくださいね」
こう言えば、相手にも伝わりやすいです。「どのような方向で想像をすればいいのか」が分かります。
ただ、これは『方向』はわかるのですが、『どこまで』という着地点までは分かりません。ですので、聞いている方は『何となく分かる』位です。
もう少し付け足して、『方向』に『着地点』を加えてみましょう。すると、さらに具体的になり、相手もイメージが鮮明になります。「着地点」というのは、その方向で、どこまでいけばいいのかということ。ここまで説明すると、『どの方向にどこまでいけばいのか』がわかり、聞いている側も、かなり具体的にイメージをすることができるようになります。
たとえば、
●「通常のカレーの20倍辛いんですよ」
●「世界一辛いと言われている唐辛子です」
●「80℃以上ありますから、さわると火傷するかも」
●「1メートルも伸びるチーズですよ」
どうでしょう? だいぶイメージが付きませんか?
冒頭に書いた、2番目の感想は、このように『方向と着地点のある言葉』を使った例です。
相手(お客さま)に、具体的にイメージをしてもらうことができたら、あとは、それが「魅力的」に映ったかどうか。それが「魅力的」だと感じてもらえたら、「体験したい」と思ってくれるでしょう。
どんなに魅力的な商品でも、イメージできなければ、「体験したい」と思ってもらうことは難しいです。メニューブックに記載している言葉。お客さまに説明している言葉。ぜひ、一度見直してみてくださいね!
ではでは。今回も読んでくださりありがとうございました。
来月も楽しみに頂けると嬉しいです☆
販促アイデアサポーター・物語ライター まきや さねゆき
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