『独立開業・繁盛ノウハウ』~開業者インタビュー 『ワインと飯 ボレロ』/ダイニングハウス/三軒茶屋~
- 2010年5月24日 16:35
子供連れの家族、
老夫婦、カップル......
それぞれのお客様で成り立つ店にしたいです!
■■お話を伺った人■■
『ワインと飯 ボレロ』
オーナー 山崎 博之さん
群馬県出身。高校卒業後、上京し料理の専門学校に通う。卒業後バーでの勤務を経て、沖縄へ放浪の旅に出る。旅が終わると地元へ戻り、工場などで勤務。その後、バックパッカーとして東南アジアを回り、帰国後『BAR GLIKO』を開店。2年後に2号店開業。
2号店を出店したオーナー
今から2年前の2008年、三軒茶屋の茶沢通りに1軒のバーがオープンした。オーナーは山崎博之さん。住宅の多い立地での経営は、近所の人がフラッと来るという、地域に根付いた店へとできあがっている。
「1年経った頃から、2店舗目を考え始めました」と山崎さん。調理専門学校時代の友人に「一緒に店をやろう」と声をかけたが、返事はノー。しかし、友人の勤めていた店が閉まるのをきっかけに「一緒にやろう」と、今度は逆に友人の方から声がかかった。それから2店舗目出店の話が現実化していき、今年の2月には1店舗目からほど近い位置に、2号店『ワインと飯ボレロ』がオープンした。
1号店は、お酒メインのワインバー、2号店は、料理長である友人が作る西洋料理をメインとしたダイニングにした。「業態を変えることで、お客様がかぶらず、相乗効果が狙えると思いました」。
内装イメージは、工事をしながら決めていったという
飲食不可の物件を取得!
「ボレロのオープンで大変だったのは、物件取得とお金の借り入れを同時進行させることでした。どちらか一方が駄目になっても、オープンできませんからね」
山崎さんが2号店に目をつけていたのは、飲食不可の物件だった。しかし、1号店から近いことや大きさも手頃だったため、何とか取得したいと大家に交渉。「大家さんが心配なのは一般的に2つです。騒音と匂い。その2つをクリアできれば、借りられると思いました」。
内装業者や不動産屋と相談を重ね、防音設備を強化し、ダクトの排出口を屋上まで伸ばすことで問題がクリアできることを説明し、3ヵ月かけて交渉に成功した。その間も、借り入れのための準備を進め、区の融資制度を利用した借り入れもできた。
山崎さんが「店をやろう」と思ったのは、バックパッカーとして東南アジアを回っていた時。「バリの港でボーっとしていた時、なんでかひらめいたんですよね(笑)」。そのひらめきは目標となり、現実となった。
最後に山崎さんは「お店はお客様と一緒に育てるものだと思います。0から1にすることですよね」と結んだ。
「BBQスペアリブ」1,200円
■■開業ポイント■■
2店舗経営のポイント
1号店と2号店は、歩いてすぐの所に位置。お酒メインの1号店と料理メインの2号店は、業態を変えたためお客がかぶらず、互いに相乗効果を生んでいる。例えば1号店は、2号店が満席だったために入れなかった人の待ち場所としても活用されている。
物件契約のポイント
元々飲食不可だった物件。しかし、何とか取得したかった山崎さん。大家が気にしていた「騒音」と「匂い」の問題をクリアすべく、内装業者と相談し、防音設備の強化、ダクトの排出口を屋上まで伸ばすなどの理由付けをし、3ヵ月かけて交渉を行った。
メニューのポイント
フレンチベースの料理とワインを提供する同店。料理長は山崎さんの学生時代の友人。料理長は、以前カフェでの調理経験があったため「夜カフェ」の雰囲気に仕上げた。メニュー構成などは、信頼のおける友人だからこそ、全てを一任しているという。
■■Shop info.■■
住 所 東京都世田谷区太子堂5-17-20 1階
TEL 03-3411-5851
営業時間 17:00~24:00(LO23:00)
定休日 水曜日
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■■Shop data.■■
席数/坪数 25席/12坪
客 層 30~50代、近隣住民
客単価 3,500円
1日の平均来客数 15人
目標月商 200万円
【資 金】
自己資金 100万円
借入金 750万円
TOTAL 850万円
【支 出】
物件取得費150万円(17.6%)
内装工事費550万円(64.7%)
什器・備品費50万円(5.9%)
運転資金100万円(11.8%)
「独立開業応援雑誌『新しい飲食店開業』6月号より転載」
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