「教育」「指導」の際は、ゴールを絶えず意識しましょう!
- 2010年8月23日 09:41
日々コンサルティングをする中で、経営者の方によく「厳しく指導してください」ということを言われます。その経営者の方を見ていると、確かによく「怒っている」ようなのですが、「厳しく」と「怒る」というのは違います。
「怒る」ことでスタッフが育てばいいのですが、「怒る」とその場では行動しますが、その行動が長続きしませんし、また、仕事も「とりあえずやりました」という質の低い仕事になってしまいます。
指導することは、「怒ること」「ダメだしすること」だと勘違いしている方がいますが、それではスタッフは育ちません。
スタッフを教育する際には、やはり、「教育」「指導」のゴールを意識すべきで、そのゴールとは「スタッフが自分で考えて行動できる」ということでしょう。
仕事ができるようになったと言っても、上司の指示がなければ動けないようなスタッフではそれは一人前とは言えません。アルバイトであれ、「教育」「指導」することで「自分で考えて行動できる」ようにならなければ、店の戦力とはならないわけです。
ですから、常に「先」つまり、「教育のゴール」を意識して教育・指導することが大切になるわけです。
そこで、意識して欲しいのは、「相手を認めてあげる(承認)」という行為を積極的に行うということです。
人は人に認められたときに、自信がつき、それが次への行動につながりやすくなります。どんな仕事をしてもいつもダメだしばかりでは、自信もつきませんし、次への行動へも繋がりにくくなります。
少しでもできるようになれば、あるいは、少しでも成果がでれば、その部分をどんどん認めてあげましょう。そして、自信をつけさせて、その上で次はこうしてみようなどと次へ繋がるような指導をしてあげましょう。
ただ、注意すべきことは、「相手を認めてください」と話すと、「ダメな部分、できていない部分については何も言ってはいけないのでしょうか?」と質問されることがありますが、「できていない」ことに関しては厳しく指摘すべきでしょう。それをしっかり指摘できないと反対に相手は、「こんなもんでいいんだ」と仕事自体を甘く見てしまう可能性があるからです。
「できている」部分をきちんと認めてあげ、「できていない」部分をきちんと指摘してあげる。これが教育・指導なのです。
そしてもう一つ、できるだけ「自分で考えさせる」クセをつけさせるように意識して指導するようにしましょう。
指示ばかりだすことが指導ではありません。指示してできたことを認めてあげても(最初はOKですが・・)、スタッフの成長には繋がりません。自分で考えて行動できたことに対して、「認めてあげる」と自信がつきますし、次への行動へも繋がるのです。
そのためにも、「どうしたらいいと思う?」とか「何が問題だろう?」とか「どうしたらお客様が喜んでくれるだろう?」とか「これでお客様は喜んでくれるだろうか?」など、相手を考えさせるような質問を意識して使うようにしてみましょう。
これらの質問によって相手を考えさせることにも繋がります。ただ、これまた注意が必要なのは、考えさせるのはいいのですが、そこで教える側が答えを誘導しないことです。
ついつい待てなくて答えを誘導する上司の方がいますが、これでは相手を考えさせることには繋がりません。「待つこと」も指導する際の大事なポイントなのです。
指導する立場に立つ方は、常に「教育」「指導」のゴールを意識して、そのために今どんな指導をすべきかを「教える側」も絶えず考えながら指導するようにしてみましょう!
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