団塊ジュニア世代を攻略せよ!(人口動態マーケティング編)
- 2010年7月12日 12:00
皆様御無沙汰いたしております。
ツインズパートナーズ代表のさとうたかしです。
今回で第3回目となりますコラムですが、今回は私がいつも業態開発を行う上で一番大切にしているポイントをご紹介いたします。
何を一番大切にしているかと申しますと、日本の人口動態です。
あたりまえですが、人口とは「人」の「口」と書きます。
飲食業は人の口を数多く捉えた企業が成功します。
その人の口を理解し、最も効率的に人の口を捉えることが大切です。
それでは、その人の口とは何かをお話致しましょう。
まず2009年4月現在の東京の人口分布図をご紹介します。
ご覧になっていただいてわかることは、まず60歳辺りに一つ大きな山が存在します。これが団塊世代です。戦後の経済成長を支えてきた方々です。
続いて大きな山があるのがその子供達、俗に言う団塊ジュニア世代です。
35歳辺りが最も人口が多いことがわかります。
それではこの表からどのようなことを連想すれば良いのでしょうか?
まず、団塊世代からお話しましょう。
団塊世代の方は60歳になられて毎年数多くの方が定年退職されておられます。
定年退職されるとどのような行動となるでしょうか?
まず毎日通勤していた会社に行かなくなります。逆に家の近くで行動をするようになります。また退職されますので時間的に余裕が出て来ます。
都心でこの団塊世代のサラリーマンの客層を中心に営業されていた居酒屋さんは今、ものすごい勢いで売上が減少していることでしょう。
今後5~6年はしばらくこのトレンドは続きます。
逆に家の近くでまたは家で一杯。なんて需要は大いに盛り上がることでしょう。
では、その娘・息子たちである団塊ジュニア世代はどうでしょうか?
団塊ジュニア世代は、現在35歳を中心とした世代です。
企業でも中堅どころとなり、働き盛りです。
女性は子供を産み、公園デビューをされて夫婦ともに子育てに夢中です。
(※結婚しない人もかなり増えておりますが。)
この世代は、20代の頃よりも少し食の志向が変わり、油っぽいものから少々あっさりとしたものを欲しがる世代になってきています。
10年前に低価格の焼肉屋さんの一大ブームが起こりましたが、これはその当時25歳近辺であった団塊ジュニア世代の嗜好にバッチリと合った為に起こったものだと私は判断しています。
最近では低価格の回転寿司屋さんや少し高い回転寿司屋さんが大いに盛業していますが、これらもまさにこの一番大きなマーケットボリュームである団塊ジュニア世代が今最も好む嗜好食だからだと私は考えております。
このように人口「人の口」と一口に言っても、あらゆる年代の人の口があります。
図1の表が示す通りに日本で一番多く、また働き盛り、子育て盛りの口。
それは団塊ジュニア世代の口です。
限られた市場の中で、この口を狙うことが一番賢い戦略であることは言うまでもありません。
都心で団塊世代を中心としたサラリーマンの客層で営業されていた居酒屋さんは、直ぐに客層を団塊ジュニア世代へと移行する戦略が望まれます。
定量的な指数から判断できることですから、間違いありません。
団塊ジュニア世代が好んで使えるお店創りを始めましょう。
また、住宅地では逆に団塊世代が使いやすいお店を開発しましょう。
少し高めでもゆっくりと楽しく食事が出来るお店が良いでしょう。
孫も出来始めますので三世代そろって楽しめるお店が望まれます。
時代が変わればお店創りも変わる。
デフレの人口減少社会で生き残っていくには、時代に対してビビットな企業の適応能力が問われております。
進化変身していきましょう。
最後まで御拝読ありがとうございました。

株式会社ツインズパートナーズ
コメント:1
- 朝里 勇人 2010年7月20日 07:22
人口動態を探る事は、マーケティングの基本ですね!
自宅の最寄居酒屋もいいですね!
ただ、団塊の方達でも、住宅ローン返済が済んでない方達は、ゆとりなく、まだ必死に働いているようですね!
団塊ジュニアやその周辺の若者達は、昔のように一様なコンセプトづくりでひとくくりにはしにくく、その多様性への対応が難しそうです。
小規模、極狭ターゲットの店づくりが、今後求められる店づくりだと思います。
大箱の店は、その進退を急がなければ、大きなつけが回ってきそうですね!
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