縮小する外食産業にもまだまだ有力な市場はある!
- 2010年7月 7日 10:08
同じ業態でも、客単価を変えたり、料理内容を見直せば、全くターゲットが変わってきます。そうすれば、現在苦戦している業態でも活路が見出せたり、また、業態によっては競合が少なく勝てる確率が高くなる場合もあります。
居酒屋業態でいえば、今は、どのチェーン店も「低価格業態」に進出しています。これは、この業態が今、一番稼げるからですね。
ただ、どのチェーンも進出しているということは、とても競争が激しいということ。特に、小さな企業が低価格業態に勝負を望んでも、色々な面で負ける可能性が高いと言えるでしょう。
であれば、もう少し「勝てる確率」の高いポジションで勝負する方が、より勝ち目が出てくるのではないでしょうか?
低価格のポジションには、先ほども述べたように多くのチェーンが参入しています。それによって、この業態がもう文化として定着すると思います。また、競争が激しくなれば、どんどん店の品質も上がってくるでしょう。
そうなると、今度はこれまで居酒屋のポジションで最も競争が激しかった2,800円から3,000円程度の業態が今以上に苦戦することになるでしょう。
なぜなら、お客様からすると、安く(2,000円ちょっとで)てそれなりに楽しめる(特に商品)のであれば、それよりも少し高いところはどうしても敷居が高くなるからです。
つまり、2,000円前後の店と3,000円前後の店に差がないとなれば、どうしても値段の低い方にお客様は足を運ぶということです。ですから、3,000円前後の業態の店は、今まで以上に何か価格以外の要素を向上しなければどんどんじり貧になるのではないでしょうか?
そこで、脚光を浴びるのではないかと思っているのが、4,000円前後の業態の店。2,000円前後の店では飽き足りない人が、足を運べるような店です。
ただし、単に値段を高くしたからと言ってお客様が呼べるわけではありません。この価格帯を利用するお客様は、飲食店の利用頻度が高いお客様でしょうから、普通の商品や接客では満足しません。
ですから、ある意味、参入できる企業も限定されるような気がします。商品力で特徴をだせる、つまり、ある程度の料理技術があるスタッフがいる企業(店)であったり、接客にしてもマニュアルに頼らない、個性を生かした個別対応のできる接客(店)ができる企業です。
だからこそ、ここに参入して店舗展開できる企業は、この先数年間はとても有望だと思います。なぜなら、チェーン店が真似をできないからです。
あとは、どうしても人件費にコストがかかりますから、ここをどうコントロールできるかでしょう。これは、ここで働くスタッフの力量に掛かってくるでしょう。
外食マーケットはどんどん縮小しますが、考え方次第では、まだまだ有望な市場は必ずあります。その宝を見つけることができれば、まだまだ飲食企業として躍進することは可能です。
さあ、新しい市場を探してみませんか?
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