酒場視考~「タダ」のコンテンツが登場~
- 2010年6月10日 13:08
均一価格業態と低価格を謳ったネオ・大衆酒場が賑わいを見せる中、こんどは「タダ」のコンテンツをもって展開する居酒屋が登場し、話題を呼んでします。昨年、大山にオープンした「居酒屋革命」がそのお店で、「売り」となるのは、焼酎(ハウス焼酎で芋、麦、米)がタダで飲み放題、おまけにタバコも吸い放題というサービスです。もっとも、フードメニューを一人、最低2品オーダーすることが条件となりますが、居酒屋に入った以上、これは問題ないことでしょう。また、フードも一般的な居酒屋メニューだけではなく、北海道より直接仕入れる魚介類などクオリティにも力をいれているのがわかります。
この店舗が、ここにきて多店舗展開をし始めました。6月2日に、吉祥寺店、巣鴨店、葛西店と同時にオープンし、7日には銀座に銀座本店をオープンしました。銀座本店では、女性客を重視して、女性客には焼酎だけではなく、日本酒、梅酒(お店の指定のもの)までがタダとなっています。銀座で焼酎がタダの店として、オープンからTV局の取材も入り、注目を浴びています。さらに7月には、浅草橋や巣鴨2号店、3号店、高田馬場などにもオープン予定があり、出店の嵐はまだまだ続きそうです。
また、博多の繁盛銘店「磯貝」が昨年、東京丸の内に出店して人気となっていますが、今月、目黒にややカジュアルなスタイルでの姉妹店をオープンしました。このお店では、テーブルに置かれた陶器ボトルに入った芋焼酎(お店の指定のもの)がやはりタダで飲み放題となっています。さて、なぜタダなのか?といった疑問が当然起きてきます。
「居酒屋革命」のオーナーは、店舗の広告宣伝費をかけずに、口コミ効果を狙ったとコメントしています。実際、焼酎タダに興味を持ってくる人は多いのですが、焼酎以外のドリンクもオーダーが出ており、集客の効果はしっかり感じられます。が、実は、焼酎がタダではなく「焼酎がタダというメッセージ」がこのお店のキラー・コンテンツとなっていることに気づかされます。ブログやツイッターなど、口コミの広がりに拍車をかけるツールも日常機能化されてきています。集客を図る、話題店づくりとしての「仕掛けコンテンツ」が面白くなりそうです。
(有)スーパーゾーン:佐々木 聡
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