酒場視考~マルチ・スタンダード~
- 2010年3月24日 15:58
相変わらず、低価格業態の人気が続いています。繁華街では○○○円均一の看板や、チラシが配られて集客に更に拍車をかけています。先日もTVで、均一居酒屋や低価格居酒屋の人気を特集していましたが、やはり「安い」ということのプライオリティがまだまだ高いことを改めて認識しました。今の居酒屋の「スタンダード」はこれだとさえ思えてしまいます。
一方で、不況慣れや節約疲れ感が起きてきたのか、少し財布の口を緩めさせて単価を戻している店舗も増えてきているようです。食材のストーリーや調理方法の蘊蓄、こだわりの度合いなど他店では味わえないメニューの提供で注目を集め、人気店となっている例も多く見かけるようになりました。
また、業態の特化性で来店のモチベーションを高め、繁盛店となっているなど価格軸ではないコンセプトで、低価格化するマーケットに対して「微アップ力」効果が出ている点も見逃せません。次の「スタンダード」となるビジネスモデル(業態)を求める声は多く、話題の新店には業界視察組の姿を多く見かけます。
多様化されてきている価値観の中で、価値の基軸となり、本来、固定的概念となる「スタンダード」は複雑になってきています。「安い」ことも一つの要因であり、「知食楽学」なども一つの要因でしょう。
また、利便性や独自観(オリジナリティや体験値)、頻度係数、満足着地などの切り口を伴い、まさに「スタンダード」は多局面性を持ってきたといえるかも知れません。マルチ・スタンダード化されたマーケットにおいて、多数価値観を広く求め、長く固定化することは徐々に不可能となってきています。自店のコンテンツをブラッシュアップさせ、どの立ち位置でマーケットにおけるスタンダード・ポジションを創り上げていくのかというテーマの追求。更に、強い求心力(マーケット訴求吸引力)を持ち・続けていくことが、新しいステージでの「スタンダード」を生み出していくのではないでしょうか。
(有)スーパーゾーン:佐々木 聡
コメント:0
トラックバック:0
- この記事へのトラックバックURL
- http://aqsh.net/webapps/mt/mt-tb.cgi/403














