酒場視考~トレンドとオリジナリティ~
- 2009年11月 9日 17:26
「トレンドに乗れば流される、トレンドを追わずば離される」
外食産業はトレンドに敏感なマーケットの一つです。トレンドは社会背景、景気観、時代性価値観など多くの要素を踏まえて捉えなければなりません。大切なのは、マーケットというステージの中で、多くのモノゴトをしっかり視る「動態視力」となります。
人々の価値観にはこだわりやDNA的思考などの「絶対的価値観」と新しいコト・モト(真逆で、古いコト・モノもあります)または人と違うことなど「浮遊性の価値観」が存在していています。本来、店舗の構成因子としては、これらの2つの価値観が相乗効果を果たしながら時代軸に共鳴して魅力のあるトレンドパワーを持った店舗を創り上げているのですが、価値観を高めずに、トレンドの「時流」部分のみを取り込んでいる店舗が多いのも否めません。
結果、話題性と情報性の劣化によって、厳しい展開になった店舗例も多くあります。トレンドは、マーケットにおけるキュー(きっかけ)であり、共鳴効果であり、新しいビジネスチャンスでもあります。
しかし、このビジネスチャンスを本当に活かすためには、もう一つの「自流」という、オリジナリティやこだわりとしての我(コンセプト)の強さが求められてきます。現在、厳しい景気観の中、特に、節約価格帯の店舗展開が多く、「軽・居酒屋」「専門系居酒屋」「バール・立ち呑み」など類似業態の競合はますます激しくなってきています。
従って、お客様の目線から「行く意味」のある店と感じられる「自流」が存在するということが今まで以上に求められてくるでしょう。
更に、節約志向のマーケットにおいては、お客様は失敗しない店選びのため、それぞれのお店の特性や情報をしっかり見極めてきます。
「時流を掴み、自流を乗せる」ことで、トレンドをチャンスにしていきたいものです。
(有)スーパーゾーン:佐々木 聡
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