おいしい焼酎講座 第33回~方言で楽しむ焼酎~
- 2009年9月10日 17:52
☆すっかり秋風の雰囲気も出てきた今日この頃、いかがお過ごしですか?中秋の名月まであとわずか。さあ、焼酎がおいしくなるシーズンがやってきましたよ。
さて、今日は鹿児島特有の「方言」から、焼酎をおいしく飲むことを考えてみたいと思います。鹿児島にも多くの方言がありますが、これらの方言が商品名になっていたりする例が多々あります。まず有名なのが「おやっとさあ(=「おつかれさま」の意)」。岩川醸造の商品名でありますが、鹿児島の屋外看板や地元テレビCMでもよくみかけます。同じ言葉で、鹿児島空港に「おやっとさあ」という足湯があったり、
※参考:鹿児島空港 天然温泉足湯「おやっとさあ」
http://www.koj-ab.co.jp/domterminal/domoyatto.html
なじみの深い言葉の1つです。
つぎに、よく聞く言葉に「わっぜ」というものがあります。意味は「すごい」とか「ちょー」とかそんな感じです。飲み会や親しく会話するとしょっちゅう出てきて、はじめは何を言っているのか私も分からなかったのですが、ひとつの形容詞と考えれば、会話の内容を理解できるようになりました。用途としては「わっぜ、おおきな...」とかそういう感じです。飲み会での受け答え的な感じで、相手に相槌を打つ感じで「わっぜ、わっぜ(すげー、すげー)」みたいに話せれば、あなたも立派な鹿児島人の仲間入り♪
そして、薩摩のマインドを象徴するような言葉「きばいやんせ」があります。あの長渕剛の歌にもありますが、意味は「がんばれ!」というものです。
鹿児島に住む人なら一度は通過するといわれる、桜島・錦江湾横断遠泳(およそ4km)を泳ぐイベントが毎年夏にあるのですが、そのときに「きばれ~!(がんばれ~!)」という感じで耳にします。主に「きばれ」は男性的、「きばいやんせ」は女性的、といわれています。受験勉強で行き詰ったとき、親父に「きばれ!」といわれた。社会人として巣立つときに、お母さんに「きばいやんせ」と言われた。そんな人生の節々に相手を思いやる気持ちが、この言葉に込められています。そして、この「きばいやんせ」もその名が焼酎として存在しています。大隅半島の垂水市にある鹿児島大学農学部付属の高隈(たかくま)演習林の湧水を用いて薩摩酒造が製造した産学協同の焼酎です。この原酒は同じく薩摩酒造より「春秋謳歌(しゅんじゅうおうか)」という名前で発売されています。鹿児島大学の人に聞けば、この焼酎を飲むときには、鹿児島大学の前身である第七高等学校の寮歌「北辰斜めに」を歌いたくなるとか・・・青春の思いを体言したかのような焼酎ですね。
さて、皆さんも鹿児島の方言を調べながら、"だれやめ(=1日の疲れを癒すべく焼酎を飲むこと)"を楽しんでみてはいかがでしょうか。
株式会社味香り戦略研究所 ソリューションサービス部長 菅 慎太郎
SSI認定焼酎アドバイザー。
鹿児島大学ルネッサンスアカデミー(焼酎学講座)経営管理コース講師。
(詳しくは )
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