第2回:パーカーポイントと影響力
- 2008年8月25日 16:39
実際にパーカーポイントが持つ、プリムール価格・市場価格への影響度は、どれくらいのものなのでしょうか。ちなみに、パーカー氏自身は評価に際しては、価格は全く考慮しないとしています。
アクシュネットのHPのログイン後の画面で、シャトー・マルゴーを例にとって、パーカーポイントの推移とプリムール価格推移、一般市場価格(楽天市場での平均価格)をグラフ化しています。見てお判りの通り、プリムール価格への影響度合いは少ないことが見てとれます。これに比べて、市場価格は比較的高い相関性があることが判ります。
これは、プリムール市場ではプロのテースターが味見をした上で購入することから、世評言われるよりもパーカーポイントの影響が比較的小さいことが考えられます。一方、一般市場では、値付けの際にどうしても一番有名なパーカーポイントを意識せざるを得ないこと、消費者の方でもポイントを見た上で購入しがちなことが大きな理由だと思います。
パーカー氏が与えた最大の影響は、価格面というよりも、むしろワイン生産者の側に緊張感をもたらした事ではないかと思います。従来、ワインのプリムール価格や売出し価格は大まかには需給関係を元にして、インナーサークルで決まっていた面が大きかったのですが、点数で序列が付けられると、それを無視することが難しくなることがあります。
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