第1回:パーカーポイントとは
- 2008年7月25日 16:37
パーカーポイントとは、ロバート・パーカーJr.氏が主宰する雑誌Wine Advocate(ワイン・アドヴォケート:"ワイン愛好家"の意)でワインを評価する際に100点満点で採点している点数のことです。100点満点は、日本でもそうですが、アメリカの学校のテスト採点基準でもあり判りやすかったことが多くの人に受け入れられ原因の一つだと思います。
それまでは、ワイン醸造学のメッカであるカリフォルニア大学ディヴィス校(アメリカの多くのワイナリーの醸造責任者の母校)で使われている20点評価法が広く採用されていました。イギリスのデキャンター誌は今でも20点評価法を採用しています。
個人の判断ですから、人がとやかく言う筋合いはないのだと思いますが、影響力が大きくなってくると、そうもいきません。点数の基準がはっきりしない、国・地域によって偏見があるのでは、ヴィンテージが違うものを正確に測れるわけがないという意見・批判が渦舞いています。
それでは、パーカーポイントの付与基準というのは何なのでしょうか。彼の著書(『ボルドー 第4版』)によると次の通りです。
・基本点: 50点 :これはどのワインにも付与されます。
・色・外見: 5点満点
・アロマとブーケ: 15点満点
・味わいとフィニッシュ 20点満点
・潜在能力(熟成力) 10点満点
結果、得られる点数がテースティングコメントとともに発表されますが、正確性を期す為複数回テースティングした平均点としています。そのランク付けは、
・96点~100点 破格
・90点~95点 傑出
・80点~89点 並以上~優良(85点~89点 非常に優良)
・70点~79点 並
・50点~69点 並以下~お粗末
となっています。尚、意外かもしれませんが、パーカー氏自身は85~89点のワインがお値打ちだとお勧めしています。普通は、この点数だけが1人歩きしていますが、パーカー氏はテースティングコメントあっての点数なので両方を参照してほしいとしています。
一方で、世評いわれる、パーカー氏がより高く評価するワインというのはどういうワインなのでしょうか。良く言われているのは、果実味が濃く("Fruit bomb":果実爆弾)、新しいヴィンテージからも飲め、新樽の香りがはっきりしているワインです。また、メルロー種が好きとのことらしいです。これも科学的・統計的に検証されたということは聞いたことがなく、噂のレベルでしか無いというのが実情です。
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